1月2日夜、アメリカ国防省が、トランプ大統領による指示で、イラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官を殺害したと発表した。
イランの有力司令官が暗殺
ロイター通信によると、米軍はイラクの首都バグダッドで空爆を実施。ソレイマニ司令官とイラクのイスラム教シーア派組織「カタイブ・ヒズボラ(KH)」の指導者アブ・マフディ・アルムハンディス容疑者が死亡した。
ソレイマニ司令官が率いるコッズ部隊はイラン革命防衛隊で対外工作を担う。KHもイラン革命防衛隊の支援を受けている。米軍がソレイマニ司令官らを殺害したことで、米イラン間の対立が一層激化する恐れがある。
AFP通信によると、イラン革命防衛隊も声明を出し、バグダッドの空港で現地時間の3日午前、米国による攻撃によりソレイマニ司令官が死亡したと発表。イラクのシーア派武装勢力の連合体「人民動員隊」の報道官は、空港で車列を標的にした空爆があったと指摘した。
ソレイマニ司令官殺害を受け、イランの最高指導者ハメネイ師は3日、ツイッターに投稿し、米国を念頭に「手を血で汚した犯罪者を待っているのは厳しい報復だ」と宣言。イラン全土が3日間喪に服すと発表した。イランのザリフ外相もツイッターで「極めて危険で愚かな緊張の拡大だ」と非難した。
米国防総省は声明で、「米軍は大統領の命令で、海外展開する人員を守るために決定的な自衛行動を取った」と表明。作戦内容の詳細は明かさなかったが、「イランの今後の攻撃計画を抑止することが目的だった」と説明した。
米軍は先月末、KHが駐留米軍基地を攻撃したとして、イラクとシリアにある拠点5カ所を空爆した。イラクでは少なくとも戦闘員25人が死亡したとされ、在イラク米大使館前で大規模反米デモが起きるなど緊張が高まっていた。
エスパー国防長官は2日、国防総省で記者団に、イランと親イラン派がさらなる攻撃を計画している兆候があると述べ、自衛のためには先制攻撃も辞さないと警告していた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200103-00000017-jij_afp-int
イランの有力司令官が暗殺され、報復になる可能性が高く戦争に発展する可能性も出てきました。
アジアの原油価格に影響か
アジアの原油先物市場で北海ブレントが約3ドル急伸し、昨年9月以来の高値をつけた。米軍がイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官ら2人を空爆で殺害したことを受け、中東情勢の緊迫が原油供給に影響するとの懸念が広がっている。
ブレント先物<LCOc1>は約3ドル高で9月17日以来の高値となる1バレル=69.16ドルまで上昇。
米WTI先物<CLc1>は63.84ドルまで上昇し、5月1日以来の高値をつけた。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200103-00000024-reut-asia
報道される前に昨夜からドルや円、原油先物がおかしな動きをしていた模様です。
今後本当に戦争になれば、湾岸戦争当時のガソリン価格程度になる可能性があります。
ガソリン価格高騰も嫌ですが、戦争は回避して欲しいですね。
イランの最高指導者ハメネイ師が激しい報復宣言
イラクの首都バグダッドの国際空港で3日未明に起きたロケット弾攻撃で、米国防総省は、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領がイラン革命防衛隊(IRGC)の精鋭部隊「コッズ部隊(Quds Force)」のガセム・ソレイマニ(Qasem Soleimani)司令官の殺害を命じたことを明らかにした。
イラクのイスラム教シーア派(Shiite)武装勢力の連合体「人民動員隊(Hashed al-Shaabi)」がソレイマニ司令官の死亡を発表した直後、トランプ氏はツイッター(Twitter)に星条旗の画像を投稿していた。
一方、米下院外交委員会(House Committee on Foreign Affairs)のエリオット・エンゲル(Eliot Engel)委員長によると、議会への事前通達はなかったという。
イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師は、3日間の服喪とともに「激しい報復」を宣言。モハンマドジャバド・ザリフ(Mohammad Javad Zarif)外相は、「ソレイマニ司令官を標的とし暗殺するという米国の国際テロ行為は、非常に危険でばかげた(緊張状態の)エスカレーション(段階的拡大)だ」とツイッター上で非難し、「米国はならず者的な冒険主義がもたらすあらゆる結果の責任を負う」と警告した。また、イラン学生通信(ISNA)は、最高安全保障委員会(SNSC)が緊急招集されたと伝えた。
人民動員隊やイラク治安筋によると3日夜半過ぎ、バグダッド空港に複数のロケット弾が撃ち込まれ、ソレイマニ司令官と、人民動員隊の事実上の指導者とみなされ米国にテロリスト指定されていたアブ・マフディ・ムハンディス(Abu Mahdi al-Muhandis)副司令官ら少なくとも8人が死亡した。
バグダッドでは、米軍による親イラン派の強硬派組織「神の党旅団(カタイブ・ヒズボラ、Hezbollah Brigades)」への空爆で戦闘員25人が死亡したことを受けて、人民動員隊の構成員と支持者らが米大使館を包囲する事件が起きたばかりだった。
国防総省は米東部時間2日、バグダッド空港への攻撃について「海外に展開する米国の人員を守るための断固たる防衛措置」だと説明。「ソレイマニ司令官はイラクで米国の外交官と軍人に対する攻撃計画を積極的に練っていた。ソレイマニ司令官と指揮下のコッズ部隊は、米軍と同盟軍の兵士数百人の死と、数千人以上の負傷に対して責任がある」と述べた。
革命防衛隊は、ソレイマニ司令官が「米国の攻撃により殉教した」と発表。革命防衛隊元トップでイランの主要な諮問・仲裁機関である公益判別会議のモフセン・レザイ(Mohsen Rezai)議長は、「恐ろしい報復」を誓った。
引用元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200103-00000017-jij_afp-int
この宣言により、数日中にイランからの報復は避けられない可能性も。
全面戦争ともなれば、原油価格は高騰し、日本国内でも物価が上がり生活面において多大な影響も出てくるでしょう。
トランプ大統領がイランに対して宣戦布告をし近々臨時ニュースになってもおかしくないです。
今後の展開も目が離せません。
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みんなの反応
日本とアメリカのTwitterトレンドの差。
アメリカでは第三次世界大戦なんて言葉がトレンド入りしてるのに、日本のトレンドではエンタメばっかり
この違いが怖い
日本大丈夫?
イランとアメリカが戦争始めたら日本も動かざるを得ないんじゃないって考えただけで恐怖 pic.twitter.com/sKLlln0R3l— Lina🦋 (@Halsey929r) January 3, 2020
イラン駐在もうすぐ三年ですが、一番まずい状況かもしれません。
米軍、イラン革命防衛隊幹部を空爆で殺害 高まる緊張感:朝日新聞デジタル https://t.co/L94PRyXPnK— 杉崎慎弥 Shinya SUGIZAKI (@sugizakishinya) January 3, 2020
トランプ政権がイランの実質ナンバー2を予告無しに殺害。イランに対する事実上の宣戦布告。米国議会には青天の霹靂。寝耳に水。
— deepthroat (@gloomynews) January 3, 2020
【更新】
国防総省報道官は声明で、攻撃はトランプ大統領の命令で実行されたとし、「外国の米要員を守るための果断かつ防衛的な措置だ」としています。
イランが報復行動に出るのは必至とみられ、中東情勢が緊迫化する恐れが強まってきました。https://t.co/GHrhwOwRaH— 産経ニュース (@Sankei_news) January 3, 2020
安倍首相が米国とイランを仲介しようとして双方から「余計なお世話」扱いされたことは日本国内でほぼ報じられていない。安倍首相の自己満足を満たすための思いつき外交にどれだけの税金と人員が費やされてきたか。テレビ新聞は安倍外交の悲惨な実態をきちんと報じるべきだ。https://t.co/kjl1pZMZNB
— 鮫島浩 (@SamejimaH) January 2, 2020
イラン革命防衛隊のクドゥス部隊司令官カースィム・スレイマーニーが米軍の空爆により死亡したとイラク国営テレビ。スレイマーニーはイランで最高指導者ハメネイ師に次ぐ権力者であり、イラク、シリア、レバノン、パレスチナなどへのイランの影響力を司る人物。報復必須。https://t.co/sBiF2iSMI6
— 飯山陽『 イスラム2.0』四刷決定、みなさまありがとうございます! (@IiyamaAkari) January 3, 2020
イラクで米軍にイラン軍司令官が暗殺されたことで原油価格急騰中 pic.twitter.com/xvqHdd0Bse
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) January 3, 2020
ソレイマニ殺害で、ゴーン脱走なんて小ネタが吹き飛ぶ中東の状況。
イラク国内での米軍VS親イラン派の死闘は必至で、あとは戦闘がイラク外に拡大するか否かが焦点— 黒井文太郎 (@BUNKUROI) January 3, 2020
「米軍、イラン革命防衛隊幹部を空爆で殺害」
米国トランプ政権による国連憲章を無視した先制攻撃――軍事的挑発行為を厳しく非難する。緊張の激化とエスカレーションを深く懸念する。トランプ政権に対し、イラン核合意にただちに復帰することを強く求める。https://t.co/F8g3NA6WNg— 志位和夫 (@shiikazuo) January 3, 2020
中東海域への自衛隊派遣を年末のどさくさに閣議決定で決めてしまった安倍自公連立政権。
そうしたら新年早々、トランプがイランに対して事実上の開戦。
よりによってこんなときに「調査・研究」を名目に自衛隊を派遣することにした安倍の外交安保政策って、まじヤバイ。
— 中野晃一 Koichi Nakano (@knakano1970) January 3, 2020
12/31 ゴーン保釈中に海外逃亡の荒業
1/1 北朝鮮がICBM実験と核実験の再開を宣言
1/2 台湾軍参謀総長が搭乗ヘリ墜落で死亡
1/3 イラン革命防衛隊スレイマニ司令官を爆殺・・・毎日のように大事件が起きてない?
— JSF (@rockfish31) January 3, 2020
イタリアでイランに関するニュースをみて動揺しています。何が正しいのかはわからない。このやり方は違う。戦争だけは、本当にやめて。本当に戦争だけは、一般市民の命を奪わないで。戦争は解決策じゃない。平和を祈ったばかりなのに、苦しい。
— サヘル (@21Sahel) January 3, 2020
イラクでイランのソレイマニ司令官の車列を米軍が空爆殺害した事件を受けて、リスクオフ、安全資産としてゴールドと円が買われています。ゴールドは現在1543ドル昨年の高値まであと20ドルというところまで来てます。ドル円は108円を割り込んでいます。 pic.twitter.com/lsdJRnid2b
— Bruce Ikemizu (@BruceIkeGold) January 3, 2020
イラン司令官の殺害は「海外の米国人を守るため」と言っているが、イランの報復によって、かえって犠牲者が増えるのではないかと懸念する。報復の応酬がエスカレートして軍事衝突に発展しなければよいが…。いずれにせよ、これで事態が良い方向に向かうとは思えない。 https://t.co/DV7i4C1x5e
— 布施祐仁 (@yujinfuse) January 3, 2020
イラクで、イラン革命体制の特殊部隊クドゥス部隊のカースィム・スレイマーニー司令官を米軍が暗殺。バグダードの米大使館をイランに支援されたイラクの民兵勢力が包囲し・侵入していたのに対して米軍は特殊部隊を急派していたが。いきなり王手飛車取りみたいな感じ。
— Satoshi Ikeuchi 池内恵 (@chutoislam) January 3, 2020
【お願い】空爆によるイラン軍司令官死亡により、中東情勢が悪化するのは確実です。すでに政府はオリンピックの為と思われる、在留外国人への滞在延長不許可を行っています。中東出身者など外国人への差別、イスラモフォーブ、取り締まり強化を懸念します。今こそ差別を認めないと表明しましょう。
— C.R.A.C. Okayama (@crac_cgk) January 3, 2020
『さぁ~て、今週の令和二年は?』
「日本です。去年の暮れにゴーンがレバノンに高跳びしたと思ったら新年早々物騒でびっくりします。こんな物騒なのは何時ぶりでしょうね?」
『米大使館、暴徒に包囲
台湾軍参謀総長、事故死
米、イラン革命防衛隊司令官を暗殺
の三本で~す!』— kokoiti (@kokoitiGSLS_K) January 3, 2020
ソレイマニ殺害!!
彼はとにかく幾多の悪事の中心人物であり、これでイランの海外でのテロ支援は大きくダメージを受けるでしょうが、それよりまずは革命防衛隊の報復が必至— 黒井文太郎 (@BUNKUROI) January 3, 2020
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